7.エレベーターのリニューアル(交換・改修)2〜制御リニューアル実施事例とポイント [マンション管理士 業務日誌]

2018年09月08日 by 重松マンション管理士事務所所長・マンション管理士 重松秀士


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それぞれの特徴をまとめた表を一部抜粋して再掲いたします(諸条件により例外も出てくるので、目安として捉えていただければ幸いです)。完全版は前回記事をご覧ください。

 

フルリニューアル

部分的リニューアル

?全撤去リニューアル

?準撤去リニューアル

?制御リニューアル

概要

全て撤去し、最新のものに総交換

既設品のごく一部を残して交換

※建物に固定されている三方枠、敷居等

制御系の交換・機能追加が中心
三方枠やかご室等は継続利用

建築確認*1

必要

要確認
※必要な場合が多い

一般的に不要
※必要な場合もある

工期

約25〜40日

約15〜25日

約3〜15日

コスト

*1:「建築確認」とは、建築基準法に基づき、建築物などの建築計画が建築基準法令や建築基準関係規定に適合しているかどうかを着工前に審査する行政行為(Wikipedia)

「制御リニューアル」実施のポイント

「?全撤去リニューアル」「?準撤去リニューアル」については新設工事とあまり変わらないため、今回は「?制御リニューアル」の事例に基づいてご紹介いたします。

【事例】神奈川県内マンションにおける制御リニューアル

【1】見積り取得時 〜競争原理を働かせてコストダウン

1)共通仕様書の作成+複数メーカーを加えての相見積り

よく、エレベーターのリニューアルには競争原理が働かないといわれます
理由は、他の商品のように複数のメーカーから見積りを取得することが難しいからです。

多くの管理組合は、現在設置してあるメーカーと価格交渉を行い、ほとんどが言い値で発注することになります。現メーカー以外ではリニューアルができないと考えるからです。また、大手メーカーの場合、他のメーカーに見積依頼をしてもまともに取り合ってくれなかったり、同様の高い見積書が出てきたりします。

そのようなことをなくすため、私は、共通の仕様書等を作成し、条件を整えたうえで、複数のメーカーから見積りを取得することをオススメしています。

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