29.移動式足場の勉強会を開催しました。 [マンション管理士 業務日誌]

2015年11月09日 by 重松マンション管理士事務所所長・マンション管理士 重松秀士


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重松マンション管理士事務所では、かなりの数の大規模修繕工事コンサルティングをさせていただいていますが、過去の工事における仮設足場(直接仮設)については全て枠組足場でした。
最近、エレベーター式の移動足場の事例を聞くようになりましたが、たまたま事務所に業者の方が営業にいらっしゃったので無理をお願いして勉強会を開催することにしました。

当日の様子

<画像:liftclimber-01.jpg>
<画像:liftclimber-02.jpg>
事務所の近所に移動昇降式足場を使用している現場があったので、まずは見学をしました。拡大写真です。このタイプは大型の足場で幅が30m以上あり、作業効率はかなり良いようです。

今回ご協力いただいた会社はエスアールジータカミヤ株式会社で、移動昇降式足場の商品名は「リフトクライマー」です。
スペイン製とのことで、同社の商品は、あの有名なサグラダファミリアの工事にも使用されているそうです。

特長としては
  1. 足場の組立て・解体に要する工期が従来の足場の約半分
  2. 枠組足場の場合は、建物全面に足場とネットが設置されるので、景観が悪くなり居住者のストレスが増大するが、移動昇降式足場の場合は見通しが良いのでストレスがかからない。
  3. 足場を伝わって住居に侵入することが難しいので、工事中の防犯性が高い。
  4. ゴンドラと比較すると、風に強いので作業性が良い。
  5. 一般の枠組足場の使用高さは13〜14階建までだが、大型のリフトクライマーは210m(小型は120m)まで設置可能なので超高層ビルにも対応可能
逆に今後検討するべき項目は
  1. 枠組足場と比較すると、コスト面で割高となる。(ただし、建物の形状によっては、かなりコストダウンが期待できるそうです。)
  2. 職人さんや現場監督の移動範囲が限られるため、工事チェック等の作業効率が悪くなる可能性がある。
等でしょうか。

現場見学の後は、市原市の機材センターに移動して実際に運転をする体験学習を行いました。

<画像:liftclimber-03.jpg>
<画像:liftclimber-04.jpg>
エスアールジータカミヤ市原センターの会議室での勉強会風景
この日は、移動昇降式足場の他に、次世代足場の勉強もしてきました。
小型のリフトクライマーを実際に操作してみました。
<画像:liftclimber-05.jpg>
<画像:liftclimber-06.jpg>
これが次世代足場です。
身長180?近い飯田さんでも、頭を下げないで通行できます。

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