2006年07月20日 by 重松マンション管理士事務所所長・マンション管理士 重松秀士
管理規約で「ペット禁止」となっているのに、最近はそれを無視して飼育している居住者が増えて困っています。
先日も注意したのに、「不動産屋さんから仲介されたときに、飼ってもかまわないといわれた。」等といって平気な顔をしています。
「ペット問題」は、飼育を禁止しているマンションでは少なからずある問題です。
「禁止!禁止!」といっているだけでは解決しませんので、最近では「飼育を認める代わりに厳しいルール(細則)をつくる」「違反したら、飼育をあきらめる旨の誓約書を書く」などして、ペット反対派の了解が得られる方向でルール改正をするマンションが増えています。
又、「ペットクラブ」を結成し、飼育マナーの向上や苦情への対応などをやってもらいます。
飼育者のマナー向上の可能性がないマンションなら問題外ですが、最近は社会情勢などを考え、禁止を貫くマンションは少しずつ減っていることも事実です
私は決して「ペット容認派」ではないのですが、過去の経験からして、管理規約で「ペット禁止」となっているマンションでも「何が何でも理事会で取り締まる。」ことは困難です。
悪質な飼育者に対しては、「ペット禁止」の規約の有無に関係なく、法的措置の実施は可能と考えています。
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