47.浦安市主催「マンションライフセミナー」レポート [セミナーのレポート]

2004年12月03日 by 重松マンション管理士事務所所長・マンション管理士 重松秀士


11月20日開催の浦安市主催「マンションライフセミナー」が無事終了しました。
私も講師として講演いたしましたので当日の内容を簡単にご報告いたします。

概要


1.日時    11月20日(土) 13:30〜17:00
2.場所    浦安市中央公民館
3.主催    浦安市
4.後援    財団法人マンション管理センター
5.参加費用 無料
6.内容    第1部 「小規模マンションにおける問題点と解決のヒント」
         第2部 「標準管理規約はこうして活用しよう」
<画像>

今年の5月に千葉県マンション管理士会主催で、浦安市の後援をいただきセミナーと無料相談会を実施しました。そのときの内容が好評だったので今回は浦安市主催のセミナーでしたが講師を依頼されました。

内容紹介

私が依頼された講演テーマは「小規模マンションにおける問題点と解決のヒント」です。
東西線浦安駅周辺に古くから存在する小規模マンションの区分所有者をターゲットにした内容です。
私が話した内容を簡単にご紹介いたします。

1.小規模マンションが抱えるハンディキャップとして
 財政的な面では 管理費や修繕積立金の負担が割高になる。
 人材的な面では 組合活動に積極的な人の数が絶対的に不足している。
 物理的な面では 集会室や倉庫、物置、管理事務室がない。
 人的交流面では コミュニケーションが悪く、無関心層が多くなる。
等があり、大規模マンションと比較したら最初からハンディキャップを抱えていることを説明いたしました。
そしてこの認識をもとに、これを克服していくヒントへと話をもっていきました。

2.問題解決のヒントとして
 ・自分のマンションの現状確認をチェックシート等を使ってやってみよう
 ・問題点が発見されたら「内容確認」や「情報開示の要求」をやってみよう
 ・解決方法がわからないときは専門家や専門家の団体を活用しよう
 ・管理費を削減する努力は区分所有者の管理意識を高める効果がある
 ・マンション管理に「家計」や「会社経営」の感覚を取り入れよう
という内容を実際に私が作成した「チェックシート」や「管理削減事例」などを説明しながら比較的わかりやすく解説いたしました。
小規模マンションは、大規模マンションと比較したら最初から不利な面があり、区分所有者が管理に対して無関心でいるとたちまち問題が発生します。
しかし、居住者の数が少ない分だけ、本気になって管理すれば効果が現れるのも早いし、コミュニケーションも良くなることが期待されます。

以上のような内容でお話をいたしました。
当日は約50名の方が参加され、小規模マンションに住む方からは「居住者間の合意形成の進め方」や「大規模修繕を実施したいのだがやはり資金不足で困っている」などの活発な質問がありました。

浦安市では今後も「マンションライフセミナー」を継続していく予定です。
皆さんも機会があればぜひご参加ください。

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