20.千葉県マンション管理士会の研修会で講師を担当しました。 [セミナーのレポート]
2008年11月05日 by 重松マンション管理士事務所所長・マンション管理士 重松秀士
定期的に行っている千葉県マンション管理士会の研修会で、「マンション管理士は管理会社とどう付き合うべきか」をテーマにセミナーの講師を担当しました。
マンション管理士として、管理組合の顧問をやると必ずといって良いほど管理会社とかかわりを持つことになります。
今回は、一般的に言われているマンション管理士と管理会社の関係の誤解を解いて、マンション管理士と管理会社はそれぞれの業務が違うのだからお互いに理解や協力をして最終的には管理組合の役に立つことを考えるべきであるという内容の話をしました。
当日の様子
当日のレジュメですが、以下にその内容を抜粋しました。
マンション管理士の内輪の研修会なので、表現は少々過激な部分もあります。
平成20年度第2回研修会
「マンション管理士は管理会社とどう付き合うべきか」
〜マンション管理適正化法施行7年 管理会社とマンション管理士のバトルはこれからも続くのか?〜
1.はじめに
2.まずは管理会社の特性を理解しよう
(1) こんな商売ほかにあり?
- 一部の独立系を除いて、顧客獲得の努力をしない。
- 業務を開始する前に、業務委託費を全額もらえる。
- しかも、支払はすべて現金で!
- あまり競争もなく、要求どおりのお金がもらえる。
- お客様との約束を守らなくても、簡単には契約を切られない。
(2) 思わず笑ってしまう管理会社の迷言集!
- マンション管理士として実力を養成するには、管理会社に勤務して勉強するのが1番!
- 管理会社が優秀だったら、管理組合にとってマンション管理士は不要!
- 当社にもマンション管理士はたくさんいますから、管理組合がマンション管理士を雇う必要はありません!
(3) それでもこんなに違うマンション管理士会との組織力の差
- 高管協は、上場会社を含めて400社以上の管理会社を束ねる社団法人
- しかも、前理事長は勲章まで頂いている。
- それと比較したらマンション管理士会は…
3. 管理会社がマンション管理士を嫌う理由
- 一般的にマンション管理士は、管理会社のフロントマンより頭がいい
- マンション管理士は、問題の解決よりも、くだらない屁理屈を並べて管理組合を混乱に陥れる。
- マンション管理士は、すぐに管理会社のリプレイスを口走る。
- マンション管理士は、頼まれもしないのにすぐに委託業務費やメンテナンス費の値下げをやりたがる。
4. (顧問)マンション管理士と管理会社の理想的な関係は?
- 緊張感のある信頼関係
- 管理組合だって、訳のわからないわがままを言うことがある。
5. マンション管理士を「業として」やろうと考えている人が心がけること
- 管理会社の業務とマンション管理士の業務はそもそも競合しないことを十分理解すること。
- 管理会社の特性(特にフロントマンの事情)を理解し、相互補完を心がけること。
- それでも、管理組合のことを常に考えて、時と場合によっては管理会社にも管理組合(理事長)にも毅然とした態度をとること。
6. さいごに
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久しぶりのマンション管理士会での
講師なので少々緊張しています。 | この日の受講者は千葉県マンション管理士会の
会員約30名でした。 |
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