2.習志野市でマンション管理セミナー講師をしました。 [セミナーのレポート]

2012年11月09日 by 重松マンション管理士事務所所長・マンション管理士 重松秀士


財団法人マンション管理センター、習志野市、千葉県マンション管理士会が主催し、国土交通省と高層住宅管理業協会が後援するマンション管理セミナーで、久しぶりに講師をしました。
今回私が講演したテーマは、「管理組合運営の
秘訣」でしたが、話の内容は「管理組合運営の秘訣は特にない。」ということを話させていただきました。
聞いていらっしゃった管理組合の参加者は、最初は良く意味が分からないという感じでしたが、私の話をお聞きになって最後は妙に納得されていました。

マンション管理士として重松マンション管理士事務所を立ち上げ、活動を開始して10年目になりますが、管理組合のお手伝いをすればするほど、管理組合運営は難しいと思います。
私も10年前は、管理組合運営をじょうずにやるには、理事になったら管理規約をよく読もうとか、区分所有法を勉強しようとか言っていた時もありました。それはそれで間違ってはいないと思うのですが、、、
最近では、逆に「管理組合とはこのようなものである。」ということが理解できれば、トラブルと感じる回数や程度も低くなってくるような気がします。
当日使用したレジュメから一部を抜粋してご紹介します。

マンション管理組合にとっては、トラブルは付き物である

  1. 民法の「共有」を特例化した区分所有法自体にトラブルの要素がある。
  2. 専門的知識のない、当事者が集まって物事を決めていかなければならない。
  3. 組織がピラミッドになっていおらず、誰かがリーダーシップを発揮して運営することがやりにくい。

管理組合自身が持つ特性がさらに管理運営をやりにくくしている。

  1. 莫大な資産を、専門的知識に乏しい組合員が主体となって管理しなければならない。
  2. 意思決定にものすごく時間がかかる。
  3. 適正な管理に必要なキーワードが同時に成り立ちにくい。

マンションに住むには以下のことを覚悟して生活するべし

  1. マンション生活やマンション管理においては、各種トラブルは当然に発生する。
  2. マンションで生活しようと思ったら、権利等に関しては相当の制約を受けるのが当然
  3. マンション内で発生するトラブルを当事者同士で解決することは極めて難しい。
そして最後のまとめとして、、、

マンション管理を円滑に行おうとする秘訣は

  1. 難しいことやいやなことは、できるだけ管理会社や外部の専門家にお願いする。
  2. せっかく理事になったのだから、普段と違うお付き合いをマンション内で楽しんだり、新しいお友達を作る。
ということで締めくくりました。
<画像:121027narasinoseminar.JPG>
この日は午前中の個別相談会も含めて多くの管理組合の方が参加されました。
終了後のアンケートを拝見したら、おおむね好評でした。
また、私のお話をお聞きなった後で、今後は是非マンション管理組合において外部専門家の活用を検討したいと書かれた方が3名いらっしゃいました。
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