2004年12月01日 by 重松マンション管理士事務所所長・マンション管理士 重松秀士
< ページ移動: 1 2 >
それでも淡々と講義は進んでいきました。何回もいわれたのはとにかく初回の国家資格試験は合格率が高く絶対に有利であることでした。現在では狭き門となっている「土地家屋調査士」や「宅建」の話も引き合いに出されましたがそもそも「土地家屋調査士」や「宅建」がどの程度のものかも分からない私にそんなこと言われてもピンと来ません。
そして「50点満点中30点をクリアーすればまず合格間違いなし」といわれて私も30点クリアーを目標にがんばることにしました。
そして小学校時代は学級委員をしていた重ちゃんこと私にとって、その程度ならばちっとも高いハードルではないと考えていました。
早くも楽勝ムードがただよいます。
12月初旬だったと記憶しています。初回の試験だということもあり申込者は実に10万人を越えたとの情報でした。
私は東京会場で受験を申し込みましたが、東京だけでは受験者を収容しきれず結局千葉商科大学を追加の臨時受験会場として設定したみたいです。
受験会場は多くの受験生でごった返していましたが老若男女さまざまでした。しいていうならば若い人よりも壮年の男性が多かったように記憶しています。
「この人たちも脱サラを目指しているのかな?」などと考えました。
おそらく受験資格に制限が無いということもあったと思います。良く見ると全員私より賢そうに感じられたのですがそんなことは気にせずにとにかく「30点クリアー」を目標に、「落ち着け、落ち着け」と自分に言い聞かせました。
予想に反して試験問題は以外にも難しかったです。「マンション管理適正化法」や「区分所有法」は講習会でも結構やっていたのでなんとか対応できたのですがとにかく問題の出題範囲がとても広く「民法」「宅建」「建築関係」「設備関係」「税務」「財務」「判例」など多岐にわたりさすがにびっくりしました。
勉強していた分野以外では「建築」に関しては仕事柄比較的対応できたのですがそれ以外は結構苦労しました。特に民法に関してはほとんど勉強していなかったので自分の常識で回答したのですがこれが後で致命的なことだと気づくことになります。
帰宅した夜には有名な受験専門学校がインターネットで解答速報を実施していました。
それによると、民法や借地借家法など自分の常識で答えたものがほとんど間違っていたのですが、さすがに講習会で力を入れていた区分所有法関連はまあまあできていました。
結果は34点。「やった!これで合格間違いなし」当然に私はそう思いました。そして正式発表は来年1月です。
どうしようか?合格したらすぐに会社を辞めようか、それともしばらく様子を見てそれから本格的にマンション管理士として独立したほうがいいだろうか?などと考えながら発表当日を迎えることになります。。
以下次号。。。
< ページ移動: 1 2 >
マンション管理士 重松秀士の 『マンションサポート・ドットコム』(PC版)
重松マンション管理士事務所(PC版)
重松マンション管理士事務所
〒260-0022 千葉市中央区神明町13-2-104
TEL:043-242-0192/FAX:043-244-9094
Powered by
MT4i 3.0.5