74.第3章 初のマンション管理士資格受験の意外な結果 [マンション管理士への道]

2005年01月01日 by 重松マンション管理士事務所所長・マンション管理士 重松秀士


第三弾
いよいよ合格発表の日です。
初回なので合否に関する情報がないまま日にちが経ちましたが、学校の先生は大丈夫だろうと言っていました。

ところが…

久しぶりの屈辱...

 発表当日は10:00からインターネットで合格者の受験番号が発表されます。正直いって10:00になるのがとても待ち遠しく感じました。当然自信があったからです。

合格したら会社の仲間にはなんと言おうか「いやあ、ほんのちょっと勉強しただけだよ…」または、「鉛筆を転がしてうまくいったんだよ」などと気取っていようか、などと考えていました。
 ようやく10時になりました。しかしインターネットで合格者番号のどこを見ても自分の受験番号が見当たらないのです。信じられませんでした。受験票で何回も自分の受験番号を確認しましたが、やっぱり間違っていません。そんなバカな…いったい合格レベルは何点だったのだろう?
しばらく呆然としていた記憶が今も残っています。

私は学生時代とサラリーマン時代を通じていろいろな試験を受けてきましたが、大学受験のときに1度だけ失敗した以外は全て合格してきたので今回はそれ以来、久しぶりの屈辱でした。

 「さっそうと会社を辞める」ことは夢と消え、いやでももう1年努めざるを得ない結果となりました。
後で分かったことですが、合格最低点は「38点」の難関で合格率も何と7%程度とのことです。
ここで私の受験に挑む態度が甘かったことを思い知らされました。

なお、私の名誉の為に申し上げておきますが私は決して頭が悪くて不合格になったのではありません。30点以上なら合格だといういい加減な情報を信じ、30点をクリアーできる為の最低限の勉強をして目標どおりクリアーしたのです。
しかし今更「情報が悪い」とか「世間が悪い」とか言ってもどうしようもありません。
このままでは私自身も納得がいきませんので、今年も受験することを心に誓い屈辱の第1ステージが終わりました。

作戦見直し〜宅建とマンション管理士のダブル受験に挑む!

 失敗してもすぐに忘れて明るく反省するところが私のとてもいいところなのです。他人に言わせるとちっとも反省していないように見えるらしいのですが、そんなことはありません。自分なりに繊細かつ緻密に分析しているのです。

 元来優秀な自分の足を引っ張ったのは「民法」でした。これさえクリアーできれば40点以上は十分取れていたことは間違いありません。いわゆる「タラレバ」の世界です。
しかしあんな難しいものをどうやって勉強しようか?と考えていたら私が入社以来お世話になっていた会社の元会長が「重ちゃん、民法を勉強しようと思うなら宅建の受験勉強がいいよ。」と教えてくれました。

そうか、宅建か!その話を聞いて、いろいろ調べたら宅建は非常にポピュラーな資格で多くの資格取得学校がさまざまな勉強コースを開催していることも分かりました。
試験日程も毎年10月でマンション管理士試験の直前でちょうどいいかなと思いました。
そのときは「民法」=「宅建」程度にしか考えていませんでした。そして自分の将来に役に立て用という気もありませんでした。
しかし、今になって思えば宅建の勉強はマンション管理士としての実務にとても役立っています。

 「よし、それならば今年は宅建と、マンション管理士のダブル受験で頑張るぞ!」
作戦を変更して私の再挑戦が始まったのです。

以下次号。。。

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