19.「自宅マンション大規模修繕工事の記録」〜第4章 修繕仕様の決定〜 [自宅マンション大規模修繕工事の記録]

2009年05月01日 by 重松マンション管理士事務所所長・マンション管理士 重松秀士


< ページ移動: 1 2 >

また、塗膜の付着強度が不足していると、既存塗膜の上から新規の塗装をかけることが難しいので、既存塗膜を剥離して施工する必要があります。
築12年の私のマンションでは、開放廊下の天井面の中性化が予想よりも進んでいることが判明しましたが、基本的な設計仕様には特に影響なく実施できそうです。
<画像:yosanmeeting-1.JPG>
設計事務所から提出を受けた書類です。
調査結果報告書、基本設計仕様書、設計価格一覧表などです。
各部位の修繕仕様についてはハイクラス、一般仕様、エコノミー仕様の3通りに分類して価格設定がされています。
また、そのように分類できない部位もあります。
仕様の決定は難しいところですが、管理組合の希望と修繕積立金の残高、次の大規模修繕工事の時期などを総合的に判断して決めていくことになります。
今回は、自転車置場ラックやゴミボックスのカタログ、エントランスのバリアフリー化の図面なども一緒に見ながら検討しました。
<画像:yosanmeeting-2.JPG>
打合せ風景
修繕委員会の委員長と理事長です。
<画像:090417jitaku daikibo-1.JPG>
私のマンションのエントランスです。
一見ゴージャスには見えるのですが、階段のバランスが悪く歩きにくいことと、左に見えているスロープの勾配が急で車椅子も通ることができず、一体何のためにあるのか良くわからないと不評です。
現在1/5程度の急勾配を少なくとも1/8までには改善したいと考えています。
<画像:090417jitaku daikibo-2.JPG>
現在のゴミステーション
エントランスのすぐ隣に設置されていてみっともないことや、カラスよけの網をかぶせる程度ではカラス対策も不十分です。
また、2〜3階の居住者からは、夏はにおいの問題で苦情も出ています。
市の指導で場所を変更することはできませんが、開閉フタのついたアルミ製のゴミボックスを設置したいと考えています。
<画像:090417jitaku daikibo-3.JPG>
雑然とした自転車置場
現在あるラックは幅が狭くて自転車の出し入れがやりにくいと不評です。
結局、良く利用する人はラックではなく平地においてしますので人の通行などに支障をきたしています。

< ページ移動: 1 2 >

19/76

次の記事へ >
< 前の記事へ

『 実録!マンション管理』トップに戻る
サイトマップ

マンション管理士 重松秀士の 『マンションサポート・ドットコム』(PC版)
重松マンション管理士事務所(PC版)

重松マンション管理士事務所
〒260-0022 千葉市中央区神明町13-2-104
TEL:043-242-0192/FAX:043-244-9094

Powered by
MT4i 3.0.5

携帯アクセス解析