2009年10月19日 by 重松マンション管理士事務所所長・マンション管理士 重松秀士
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新シリーズ「自宅マンション大規模修繕工事の記録」、今回は「工事着工」についてです。
※大規模修繕工事の大まかな流れにつきましては、大規模修繕工事コンサルタント業務をご参照ください。
着工前の所定の手続が無事終了し、いよいよ工事開始です。
最初は、仮設工事からスタートします。
仮設工事は、現場事務所や資材置き場、トイレなどの共通仮設と、足場に代表される直接仮設の2通りです。
私のマンションは35世帯。足場の組み立ては1週間足らずで完成しました。
今年の6月から労働安全衛生規則が改正され、足場に対しては、転落防止の措置が必要となりましたが、この現場では、ブレースの下に横さんを1本追加する方法を採用したようです。
この方法なら、?当たりそれ程の追加金額にはならないのではないかと個人的には感じました。
足場工事に関しては、繋ぎ金具を壁面からとる関係上、壁にドリルで孔を開けるのですが、そのときの音が結構大きく不評でした。(苦笑)
仮設トイレは駐車場横のスペースに汚水用の枡があったので、その枡を利用して水洗トイレを設置し、同時に洗い場も作ります。
この時期の居住者の関心事は、足場伝いに進入してくる泥棒対策やベランダに設置してあるパラボラアンテナの撤去、工事に影響が出るベランダの植木の移動などです。
足場の組み立てが始まると、下階のベランダから使用制限が開始されますので、洗濯作業についても主婦は気になるところですね。
工事開始2日目にはエントランスに掲示板を設置し、居住者との情報連絡を図ることがとても重要なことになります。
現場事務所前で、監督の吉武さんとツーショット! 私のマンションの敷地内には、現場事務所を設けるスペースがなかったので、最初は近隣のマンションの空き室を5ヶ月ほど借りる予定でした。 しかし、私の事務所の大家さんのご好意で、すぐ前の空いている事務所を工事期間中安く貸してもらうようになりました。 |
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